2009年9月29日火曜日

マーケティングコストを掛けられるブランドの急減とマイクロブランドの拡大



最近、知人のマーケッターやコンサル仲間と議論していて気付いたことを一つ。

市場構造が変化して、マーケティング活動へのニーズの構造も大きく変化している。

マーケティング活動は大量生産・マスマーケティングの時代の中で大きく成長した。
ところが、現在は大量生産と一体のナショナルブランドの占める割合と活性が減衰しつつある。

日常品は同品質・低価格のチャネル主導のPB商品へとシフトする。その一方で、品質や商品特性を明確にしたマイクロブランドが多数存在する、
加えて、流通業全体を飲み込むEC化の流れは、告知・プロモーションニーズの細分化を加速させている。

単体で数千万から数億の規模が中心の、小さな事業の集合体が巨大な規模を持ち急激に成長している。
それぞれが投下できる個別のマーケティングコストはさほど大きくは無いが、そのニーズの切実さと件数の多さは
無視すべきではないだろう。

唯一、EC環境での広告・プロモーション事業者だけがそのニーズに対応できている。
他の多くのマーケティング事業者もこの市場への対応を急ぐ必要があると思う。

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