2009年9月4日金曜日

クロスオーバー

自分の仕事を振り返ると「領域横断」がキーワードになってきたと感じる。

仕事の持ち場それぞれに、日々、意識を特化して従事する専門家が居る。

こちらと言えば、その専門領域と社会を少し離れたところから見つめて、その価値・問題・有様を理解する。その理解を相手と共有して、今後の進む方向や具体策を考える。この一連の流れの中で、いつも共通するのが、いくつかの専門領域を跨いでの理解や発案の作業だ。

ただ、この分野の専門家というのが社会的にうまく定義されていない。いわゆる“肩書き化”されていないのだ。

日本では肩書き化されていないとなかなか仕事になりづらい。
肩書きがあると安心してお金が支払っていただけるが、反対だとなかなか仕事にするのに骨が折れる。

これまで、一番苦労してきたのがこの部分だ。提供するサービス以上に役割・機能を理解してもらい、仕事化する前段のプロセスが労力的にも効率的にもボトルネックになってきた。このあたり、どう解決するかが、昨今さらに問われている気がする。

クロスオーバーをうまく肩書き化できるとブレークスルーになる。

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