2010年1月16日土曜日

石井 裕さんのレクチャー

先日、MITメディアラボ副所長の石井裕さんのお話をきく機会を得た。デザイン系の人たちの多い集まりでのレクチャーだったのだが、わずか1時間あまりの間にもの凄い情報量と思いの詰まったプレゼンテーションだった。

何よりも、真っ直ぐでハートが熱い。レトリックやテクニックといったものに頼るのではなく、時間がいくらあっても足らない程の伝えたいことがある。その事実が信じがたい程のパワーを生んでいる。内容も凄いのだが、それ以上にその事実が聞き手の心を動かす。まず生き方、スタンス(彼はプリンシプル(principle)と言っていたが)がちがうこと、そこから変えなければならないことがビンビンと伝わってきた。

伝えたいことを持つこと、そのために自らに問うことが一番大切なことを学んだ。

心に残ったこと。

○inspireすることの価値 > 本当に伝えることを一番大切にする
○美の本質 Uniqueであること、再現できないこと > 美への愛、コンテンツ価値の評価の重要な点
○人に対峙する姿勢 > 相手が無名であっても最大限の集中力と努力を持って対話する

<私の受け取ったメッセージはこの3つ>

1)伝えることが何よりも大切
2)伝える内容は美を備えていて欲しい
3)対話こそがもっとも有効で、大切にすべき伝え合う機会・手段

学びの要約をこちらに上げてみました。http://www.simple-web.co.jp/kyokukai.html